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2022年取材

Deco Rush

リニューアルストーリー



テープを引くだけで手帳やノートをデコレーションできるデコラッシュは、2021年、発売10周年を迎えました。デコラッシュは、ペンタイプの修正テープの開発を検討する中で「修正しながら描く」という新発想から生まれ、これまで発売した柄は200種類以上。小中学生を中心に大人の女性まで幅広い世代から支持されています。

10周年を節目にデザインを新たにリニューアルしました。そのリニューアルストーリーに迫ります。



ステーショナリーカンパニー

マーケティング本部

製品企画担当


ブログを更新させ、サイトの鮮度を保つデコラッシュの製品企画開発をメインに、デコラッシュのOEM案件やデコラッシュ以外の他製品の別製品の開発をしています。入社当時はノート・紙製品担当で「メモローゼ」や「カ・クリエ」の立ち上げにも携わりました。その後、ケシポンの北欧柄、英字柄などの限定品開発をしたり、ディズニー商品の取りまとめや窓口業務を担当。育児休職を経て、デコラッシュ担当になり現在3年半経ったところです。

ステーショナリーカンパニー

R&D本部

製品設計担当


テープ製品やセキュリティ製品について、新色や限定柄等の仕様追加や、海外輸送時の梱包の設計、既存製品の改善等を行っています。現在は、新しい修正テープの開発に取り組んでおり、新しい価値のある製品やパッケージの設計に注力しています。

ステーショナリーカンパニー

マーケティング本部

販売促進担当


文具製品のプロモーションを担当しています。現在はデコラッシュ、ケシポン、消しゴムを中心に担当し、店頭販促物の制作進行の他、各種プロモーションの企画、公式HP・公式SNSの管理運営を行っています。

注力したこと


製品企画:

ターゲットは手帳を使うことを趣味とする大人の女性なのですが、新しいデコラッシュとして新鮮さもありながら、使い手が望む「かわいい」の落としどころを見極めること、それをきちんと柄やパッケージ等に表現することに注力しました。



「毎日の行動記録、予定の記録」用としてライフスタイルに合ったラインナップにしたり、マークとして識別しやすいように1つの柄に色を使い過ぎないこと、複数の柄を併用してもごちゃごちゃ見えないようなバランスにすること等機能面でも気を遣いました。


製品設計:

製品企画から依頼を受けたのは、本体の機能アップと紙箱パッケージの開発です。

本体の機能については修正テープの技術を応用したものだったので特に問題はなかったのですが、紙箱パッケージは国内向けのテープ製品では初めてだったため、パッケージの窓の有無や全体のサイズなど、複数の部署と相談しながら必要な条件を整理し、ニーズを満たすパッケージ設計に注力しました。


販売促進:

もともとデコラッシュは女性向け商材のため、親和性の高いSNSであるInstagramでキャンペーン・広告配信等を行ってきましたが、今回新しく「デコラッシュアンバサダー」施策に取り組みました。一般のお客様からデコラッシュの「アンバサダー」の公募を行い、選考で選ばれたお客様にデコラッシュ新製品をご自身のInstagramアカウントにてPRしていただく施策です。アンバサダーさん達はもともとデコラッシュのファンの方が多く、積極的に発信いただいています。企業発信の情報よりも反響が大きく、お客様の力を感じています。




苦労したこと


製品企画

10周年目ということでこれまで発売してきた柄、パッケージ、販促物、WEB等あらゆるコンテンツを通して創り上げられたデコラッシュの世界観をどのように継承していくか、壊していくかの間でとても揺れました。これまでのデザインを改めて振り返り、デコラッシュが評価されている部分は継承していくべきだと考えました。一方で、過去にとらわれずに思い切って新しいデコラッシュの世界を創っていきたい気持ちもあり、その中間が今回発売された商品です。


製品設計

先述の通り、国内向けのテープ製品では初めての紙箱の設計です。折り方を変えることでテープ幅の違う2種類の本体が入るようにしました。6mm幅の時は隙間を埋めて、10mm幅の時は邪魔にならない形状を考えるのに苦労しました。また、複雑すぎると紙箱の作製費用や組み立て時間UPでコストが上がってしまうので、その点にも注意しました。最終的には工場の方にも意見をもらい、なんとか形にすることが出来ました。


販売促進

今回のリニューアルに伴い、デコラッシュは世界観がより洗練され、大人っぽいデザインにアップデートされたので、そのイメージにあった宣材写真を撮影し、HPやSNS等で展開しています。会社としてあまり実績が無い分野のため、開発担当と一緒に他社や多業種を分析し、イメージを形作るのに苦労しました。また、各種施策を行うときは、製品の開発スケジュール/プレスリリース/発売日/イベントなどを考慮して、どのタイミングで準備し、どのタイミングで仕掛けていくか、自分でディレクションしていく必要があるので、管理進行は大変です。その分、良い反響が返ってきたときは、達成感と喜びがあります。




担当者としての想い


製品企画

デコラッシュが10年目という節目にたずさわれたことは自分にとっても成長するチャンスだったように思います。プラスの顔ともいえる商品のひとつなので、これまで培ってきた過去の実績や情報を深堀して整理していくような仕事でもありました。

デコラッシュは決して生活の必需品ではないですが、使い手が楽しい気持ちになったり、癒される製品であるということは素晴らしいことだなと思っています。


製品設計

機能性もアップしていますが、なにより見た目が劇的に素敵になったと思います。

意匠のデザインについては関わっていないため、サンプルを初めて手にした際に本体カラーの絶妙さ、ロゴとの親和性に驚きました。机に置いていてもかわいいし、お店で見ても華やかで好きです。多くの方に手に取っていただけると嬉しいです。


販売促進:

デコラッシュはプラス文具の中でもとくにファンの多い製品です。しかしながら、一般的にみるとまだまだ有名なわけではありません。逆に言えば、伸びしろのある製品だと思っています。10年で製品が時代に合わせて進化してきたように、プロモーション面でも、ユーザー様に魅力的と思ってもらえるコンテンツを提供し、もっと多くの人にデコラッシュを知ってもらえたら、ファンになってもらえたらと思っています。




プロジェクトストーリー
先輩社員紹介
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